4月の診療日・全国選抜大会報告
2019年3月31日
いよいよ4月ですね。季節外れの結構な雪に少々驚いてます💦
この時期は雪が重いので、皆様ギックリ腰には十分お気を付けください。
さて、先日お休みをいただき、高校生の全国大会「少林寺拳法全国高等学校選抜大会」の引率に行ってきました。
今、春の甲子園で盛り上がっていますが、高校野球に春の甲子園と夏の甲子園があったり、バレーボールにも春高バレーとインターハイがあるように、インターハイと並ぶ高校2大ビッグタイトルの大会です。
前回8月のブログ「インターハイ報告」で書きましたが、O君と私にとって今回はそのリベンジの大会です。
昨年のインターハイの予選落ちが本当に本当に(×100)悔しくて、今回は基本動作を一から徹底的に見直しました。通常では考えられないほど細かく細かく練習しました。絶対に決勝に行くという強い信念を持って練習しました。
O君は男子自由単独演武に出場。他部門全て合わせると905名も出場した大きな大会でした。
予選当日、O君の部門は全国の選ばれた精鋭84名の出場で、1コート21名の4コートに分かれます。
各コート上位4名のみ最終日の決勝に進めます。
8番目の出番のO君の演武は少し硬くなって練習よりもテンポが速くヒヤヒヤでしたがなんとか最後の順番の子を0.5点差でかわし、ギリギリ4位で決勝に行くことが出来ました。
決勝に行くことを目標にこの半年間本当に頑張ってきたので、最高に嬉しかったですし、すべての努力が報われた感じがしました。
いよいよ決勝当日、O君の順番は16人中7番目。決勝に行けさえすれば練習で目指した方向が間違いじゃないと確信してたので半分の8位以上にはなるだろうと思っていましたが、もう順位はどうでもよく楽しくやってもらえればいいし私も決勝の最後まで楽しんで見る事ができるはず・・・でした。
O君の演武は今までで一番の出来でとてもいい演武が出来ました。7番目の順番のO君の演武が終わった時点で結構な差をつけて1位の点数。ここまでくると6位入賞に欲が出てきます。それどころか6位になり5位になり・・・気付いたら最後の一人までまだ1位。楽しく見るはずがドキドキが止まらない💦
そして最後の子の演武が終ってなんと同点で1位!
この場合は順位を決める計算方法というか内部規定があり、閉会式まで順位がわかりません。
閉会式までの3時間位の間、いろいろな想いで過ごしました。
いよいよ閉会式。1位でO君の名前が呼ばれました・・・涙を堪えるのに必死でした。
こんな大きな大会でまさか1位になれるとは・・・
その後は飛行機の時間もあり、数名の先生にしか御礼ができずに、バタバタと帰路につきました。
帰りの移動中は小学5年生で入門したO君とのこれまでの練習のことや、大会中までのいろいろなことを想って過ごしました。
この場を借りて今回関っていただいた全ての方々に御礼を申し上げたいと思います。
誠にありがとうございました。
帰ってきてからもっと嬉しい事がありました。O君に「順位は一番になったけど、態度、言葉、立ち居振る舞い、すべてが日本一の拳士としてふさわしいものにしような」と言ったところ、「自分のそのつもりでした。頑張ります」と力強く答えてくれました。
今まで指導してきて本当に良かったと一番そう思えた瞬間でした。
王者として最後のインターハイに臨むO君、今後の活躍に期待したいと思います。
※新聞・TV等多数のメディアに取り上げてもらってますので興味のある方はご覧になってみてください。
長々と書いてしまいましたが、お休みいただきありがとうございました。
4月の診療日は通常通りです。水曜・日曜が定休日。祝日は営業します。
ご来院お待ちしておりますm(_ _)m